留守番電話が入っているのを見て、
「聞いてみたいけど、怪しい電話だったらどうしよう」
「聞いたことが相手にバレてしまうのでは」
と心配になったことはありませんか。実
は、留守番電話を聞いても相手には通知されることはないので、安心して確認することができます。
この記事では、留守番電話の仕組みから、詐欺電話の見分け方、怪しい電話への対処法まで、知っておくべき情報をご紹介します。
留守番電話を聞いても相手にはバレない!
留守番電話を聞くと、携帯電話のメッセージのように「既読」がつくのではないかと心配になることがあります。
結論から言えば、あなたが留守番電話を聞いても、相手にはそれが伝わることはありません。
電話の基本的な仕組みは、ただ音声を相手に届けることだけです。
留守番電話は「誰かが電話に出られないとき、メッセージを預かる機能」という、とてもシンプルな仕組みです。
預かったメッセージを聞くのは、あなたの電話の中だけの動作なので、相手にその情報が送られることはありません。
つまり、知らない電話番号からの留守番電話があっても、まずは内容を確認してから、対応するかどうかを判断できます。
内容を聞いただけでは相手に通知されることはないので、安心して確認することができるというわけですね。
留守番電話の内容確認時の注意点
メッセージを聞いても相手にはバレませんが、内容を確認するときに気をつけることはあります。お金に関する話など、不審な内容が含まれているかもしれないからです。
まず、メッセージは静かな場所で確認しましょう。
スマートフォンなら専用の番号(1416)に電話をかけることで、留守番電話の内容を聞くことができます。
内容を確認したら、それが本当に信頼できる相手からのものなのかを考えましょう。
特に注意が必要なのは、
「普段と違う取引がありました」
「還付金があります」
といった内容です。
このようなメッセージが残されていた場合、その電話番号をインターネットで検索してみましょう。
多くの人が「迷惑電話だ」と報告している番号であれば、詐欺の可能性が高いといえます。
なお、最近のスマートフォンには迷惑電話を識別する機能がついています。
この機能を使えば、電話がかかってきた時点で「迷惑電話の可能性あり」と表示してくれるので、より安全に対応することができます。
詐欺電話を見分けるポイント
詐欺の電話には、いくつかの特徴があります。これを知っておくと、留守番電話の内容からその電話が安全なものかどうかを判断できます。
録音された音声を使っているかどうかは、大きな判断材料になります。
事前に録音されたメッセージを大量に流す「ロボコール」は、詐欺の手口としてよく使われています。
機械的な声や不自然な間のある音声が流れてきたら要注意です。
発信者の名乗り方にも注目です。
本物の企業や役所からの電話では、最初に「〇〇会社の△△です」のように、はっきりと名乗ります。曖昧な名乗りや「〇〇の者です」といった不自然な表現は、詐欺の可能性があります。
また、お金や個人情報に関する話が出てきたら危険信号です。
特に「今すぐに」「本日中に」といった言葉で急かしてくるのは、詐欺の典型的な手口です。慌てさせることで、冷静な判断を妨げようとしているのです。
怪しい留守番電話への対処法

怪しい留守番電話を見つけたら、まず落ち着いて対応することが大切です。
相手にメッセージを聞いたことはバレないので、すぐに行動を起こす必要はありません。
不審な内容のメッセージは、できるだけ記録に残しておきましょう。
フォンの録音機能を使って音声を保存しておけば、後で警察に相談するときの証拠になります。
知らない番号からの電話で、内容に不安を感じたら、その番号に直接かけ直すのは避けましょう。
代わりに、メッセージに出てきた組織の公式な連絡先を調べ、そこに問い合わせることをお勧めします。
例えば、銀行を名乗る電話なら、普段使っている銀行の窓口に確認を取りましょう。
また、家族や友人に相談するのも良い方法です。
自分では気づかない不自然な点を、第三者の目で見つけてもらえるかもしれません。
まとめ
記事のポイントをいかのようにまとめました。

・留守番電話を聞いても、相手にそれが伝わることはありません
・静かな場所で内容を確認し、不審な点がないかチェックしましょう
・録音された音声や急かす言葉は、詐欺の可能性を示す重要なサインです
・怪しい電話は、番号に直接かけ直さず、公式の窓口に確認を取りましょう
お役に立てれば幸いです。